ちょっとした違いが大きな違いになる接客。
「同じことを言っているのに売れる人と売れない人がいる」
販売業をしているとこんな不思議な現象があります。
実際のところ「何を言っているか?」は要因の一部でしかなく様々な事柄が重なっている事が多いです。
そんな中で手軽でスグに実行可能なテクニックを3つお伝えいたします。
マイナスプラス話法
「マイナス要素」を先に話し「プラス要素」を後に持ってくる話法です。
内容としては同じ事を言っていても受け取る側の「印象」に大きな差が出ます。
物事を「論理的に考える」より「感情的に捉える」人の割合は非常に高い為、効果も高いと言えます。
例えば
- Aさんは仕事は出来るし後輩の面倒見も良くて慕われている、しかし、プライベートは服装もだらしなく家事は何もやらない。
- Aさんはプライベートは服装もだらしなく家事も何もやらないが、仕事は出来るし後輩の面倒見も良くて慕われている。
内容として同じ事を言っていても前者のイメージは悪く感じるはずです。
これは仕事以外もプライベートや色んなところで応用が可能な伝え方です。
決定回避の法則
お客さまに喜んで頂ける様に沢山のラインナップを用意したのに売れない
これ、選択肢が多すぎる可能性があります。
多くの場合「選択する」「決める」という行為には「エネルギーを消費」します。つまり「ストレス」がかかります。
例えば友人の誕生日にワインをプレゼントしようとお店に行って
- 100種類が綺麗に陳列されてる店で選ぶのか
- 100種類ある中から抜粋された3種類のオススメコーナーから選ぶのか
どちらの方が選びやすいでしょうか?
ある程度絞っていた方が選びやすい筈です。
もちろん仕事以外に関しても色んな所で応用可能です。
「何料理を食べたい?」よりも「ラーメンとイタリアンどっちにする?」の方が選びやすいです。
松竹梅理論
- A 8,000円
- B 5,000円
- C 3,000円
どうですか?思い当たる事があると思います。
特別、日本人は「得する」よりも「損したくない」感情が強いのでBへと自然と流れていきます。
VMD、展示関連の作業をする際に基本になる法則なので活用すると良いでしょう。