「大手のお店にお客さんを取られちゃってるけど、どうしたらいいか分からない!」
「大手のお店に対抗して価格を下げてきたけど、正直もう限界…」
こんなお悩みを抱えていませんか?
皆さんこんにちは!
私は、現在個人経営の店舗様を中心にサポートさせていただいております、
店舗コンサルタントの柴田若菜です。
全国に何百店舗もある大手企業のお店には、時に及び腰になってしまいますよね。
ですが、お客様は各企業の店舗数ではなく、自分の地域内の一店舗同士を比較しているのです。
そのため、中小企業店舗の戦い方を理解し実行していけば、必ず選ばれることができます!!!
この記事では、店舗ビジネスの最近の傾向をおさらいした後、中小店舗の戦い方について解説します。
この記事を読めば、大手に負けずにお店を盛り上げる方法が分かりますよ♪
店舗ビジネスの傾向:大手と中小の二極化
これまでも大手と中小では戦い方が違っていましたが、近年は2つの側面から更に顕著になっています。
①DX
皆さんは、DXって聞いたことがありますか?
DXは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データと デジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデル を変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争 上の優位性を確立すること。」と定義されています。(引用:経済産業省『デジタルガバナンス・コード3.0~DX経営による企業価値向上に向けて~』)
店舗で導入されている事例としては、料理を運んでくれるロボット、かごをセットするだけで商品を検知し精算できる自動レジなど、私たちの身の回りにも沢山あります。
DXの目的:効率化・人件費削減
これらを導入する目的は、主に効率化と人件費の削減です。
「タイパ」という言葉が流行ったことからも分かる通り、どんどん便利になっていく世の中で、消費者は高い効率を求めています。
また人手不足や、最低賃金の上昇や採用費用などのコスト面から、「人以外でもできることはデジタルの力を借りよう」という発想が生まれています。
DXのポイント:均一化・莫大な費用
DXにより、これまで一人一人に個性がある人間がやっていた業務がデジタル化されるため、各店舗の均一化が進むという特徴があります。
またDXの特徴として、莫大な費用がかかることが多いことも挙げられます。
例えば、配膳ロボットの本体価格はおおよそ150〜350万円程度。(引用:https://robot.i-goods.co.jp/column/445/)
長く使えば元が取れる面もありますが、初期投資としては大きな金額です。
そのため、金銭的に余裕がない中小店舗では真似できないため、「効率化・人を削減」ではない戦い方をする必要があるのです。
②価格競争
物価高が叫ばれる昨今は、「安い」は消費者にとって大きな価値となります。
そこで考えたいのが、店舗ビジネス全体の競合業界であるオンライン店舗・サービスです。
オンラインで顧客と取引する場合は、場所にかかる維持費や人件費を削減することができるため、同じ商品・サービスでも安く消費者に提供できる場合が多いです。
そのため、安いオンラインに対抗しようと店舗ビジネスもできる限り価格を下げようとします。
大手の場合は、仕入れ数や対応できるお客様の数の多さから、価格を抑えやすいです。
しかし中小店舗にとっては、そのような薄利多売の売り方が難しい場合も多いのではないでしょうか?
そのため中小店舗は、価格以外でお客様を魅了する必要があるのです。
それでは、大手が「効率・均一・低価格」で勝負するなか、中小店舗はどうしたら良いのでしょうか?
中小店舗の勝機は、「手間・独自・高単価」にあり!
基本的な発想としては、中小店舗が目指すべきは「大手がやらないことをやる」。
つまり、「手間・独自・高単価」です!
大手がデジタルを活用して効率重視の接客をするなら、中小店舗は人の力を活用し、手間と思いやりがある接客を行う。
大手が均一的な店舗を作るなら、中小は各店舗の独自性を活かして「ここだから行きたい」とお客様に感じてもらい、お店のファンになっていただく。
大手が価格競争でしのぎを削り薄利多売で戦うなら、中小はお客様が高単価商品を買ったり「あと一品」買いたくなるような店舗作り・お声掛けを行う。
こうすることで、大手ではなくあなたのお店が、お客様に選ばれるようになるのです。
後編では、具体的にするべき行動について、実際の事例を用いてお伝えします!
「記事のここが分からなかった!」
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それぞれのご事情に合わせ、回答させていただきます。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
後編に続きます!