大手店舗に勝つには??~中小店舗の戦い方(後編)~

「どんどん便利になってる大手の店舗に、お客様を奪われることが怖い…」
「大手ほど安く仕入れられないから、お客様がなかなか買ってくれない…」

このように日々悩まれていませんか?

皆さんこんにちは!
私は、現在個人経営の店舗様を中心にサポートさせていただいております、
店舗コンサルタントの柴田若菜です。

資金力があり設備投資もできる大手企業のお店に対して、勝てないように感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、お客様が見ているのはそこだけではありません!
「自分の地域内の一店舗同士」を、商品にとどまらない様々な側面で比較しているのです。

そのため、「中小企業店舗の戦い方」を理解し実行していけば、必ず選ばれることができます!!!

前編では、①「DX」と「価格競争」という店舗ビジネスの最近の傾向と、

中小店舗の戦い方「手間・独自・高単価」について書かせていただきました。

後編である今回は、

「手間・独自・高単価」をやるための行動と、
私のクライアント様の実例をご紹介します。

この記事を読めば、中小店舗の戦い方を具体的にイメージ・実行することができますよ♪

中小店舗が戦うための行動 3選

ステップを進んでいる

大手の店舗は「効率・安さ」で勝負し、期待通りの体験を確実に届けます。
中小店舗はその逆を狙い、

「手間・独自・高単価」で期待を超えた感動を届ける必要があります。

そうすることで、お客様から

「このお店で・あなたから、買いたい」

という思いを引き出し、実際にリピーターになっていただくことができるのです。

そのためには、主に以下三つを実践することが必要です。

①おもてなしの企画・実行
「お客様は店舗でどんな体験をするのか?」を洗いだし、できるおもてなしを考えて実行する

②強みの分析・アピール
自分の店舗の強みを分析し、その強みをお客様に一層アピールする方法を考えて実行する

③潜在的な悩みに合った追加提案
各商品・サービスの特徴と、それを買うお客様の潜在的なお悩みを考え、追加提案するための流れを考えて実行する

文章で書くことは簡単ですが、どれも実際にやってみると簡単ではありません。
各お店でカスタマイズする必要があります!

クライアント事例紹介

よりイメージを深めていただくため、私のクライアント様での実例もご紹介します。

①体験後のおせんべい(おもてなしの企画・実行)

私のクライアント様のガラス体験工房では、店長さんのアイデアで、体験終了後におせんべいを一つプレゼントしています。
これは、「吹きガラスを体験すると暑いから、塩分が欲しくなるだろう」という発想から生まれたおもてなしです。
勿論、どのお店でも帰り際におせんべいを渡してお客様に喜んでいただくことができますが、
このようにお店での体験でお客様が感じる欲求に直結していると更なる感動を与えることができます。
「暑くてしょっぱいもの食べたくなると思うので」と直接お声がけして
お客様を気遣う気持ちを素直に伝えれば、お客様にとって唯一無二の店舗になれます!


②強みアピールブログ(強みの分析・アピール)

私のクライアント様の靴修理店は、店長が元営業マンであり、丁寧な接客が強みです。
これは「職人=ぶっきらぼう、そっけない」という世間のイメージとは大きく異なる強みです。

※強みの分析方法については、以下の記事もあわせてご覧ください!

この強みをお客様にお伝えするため、元々沢山の修理事例を投稿していたブログに
「自身の営業経験を紹介する記事を書く」、
すなわち強みを積極的にお客様に伝えることをご提案しました。
ご快諾の上実際に文章を書いていただいた後、一緒に内容を改めて考えて投稿しました。

③追加購入に繋がるPOP(潜在的な悩みに合った追加提案)

靴修理店には、当然ながら「壊れたらすぐに買い換えるのではなく、大事な一足を長く履きたい」というお客様がやってきます。
クライアント様は勿論そのご要望に真摯におこたえしていましたが、靴の修理のみ行って終わることも多くありました。
しかし、そもそもお客様の中には「そもそも靴が長持ちしたらいいのに」という潜在的なお悩みがあるのです。


この潜在的なお悩みにもお応えすれば、
お客様→無意識の悩みも解決・高い満足度
お店→売上UP、高い満足度でリピーター獲得

つまり、完全なるWIN-WINなのです!

次に考えるのが、「これらの情報をいかに伝えるか?」です。
私のクライアント様の場合、店長さんが一人でやっているため、各商品の全てを接客で説明するのは無理がありました。
そのため以下のようなPOPを私が作り、
店長さんは詳細な説明だけすればよい仕組みを作ったのです。

このように、良いやり方は各店舗の状況によって変わります。

「接客に時間をかけられるからロープレする」

「事前にお客様に情報提供する仕組みを作る」

など、それぞれのお店・お客様にぴったりのやり方を考えてどんどん実行しましょう!

いかがだったでしょうか?

前編・後編と中小店舗の戦い方について書かせていただきましたが、
自分のお店独自の戦い方は見つかりましたでしょうか?

「まだイメージがついていない…」というそちらのあなた様!!

是非XのDMまでご連絡ください!
それぞれのご状況に合わせて、ご相談にのらせていただきます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました!

次回の投稿もお楽しみに!

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