販売の人にとって法人営業は難しいのか?−1

遠い昔に人材派遣、人材紹介業の仕事に携わっていたときに、こんな相談を受けました。

「販売の経験だけだと法人営業に転職は難しいでしょうか?」

 

アパレルや、薬局、スーパー、さまざまな販売業がありますが、法人営業へ転向したいという人は少なくありません。

私は正直いって「全然行ける」と思っています。

ただ、これをいう人に2つの勿体無いポイントがあります。

1つは「転職理由」についてです。

多くの人が「給与が販売よりいいから」という理由で転職しようとします。

これは事実として現在そうなのかもしれません。ただ、本来これだけではないはずなんです。

例えばですが、

・生活スタイルと合っている(例:子供がいる生活だから土日を休みにしたい、夜家に戻りたいなど)

・憧れ(例:スーツを着て仕事をしたいなど)

・イメージ(例:楽そう、座って仕事ができる、PC使って仕事するのカッコ良さそう)

 

さまざまでしょう。問題なのはそこじゃなく、

「転職理由を見栄え良く仕上げてきてない」ということです。

キャリアコンサルタントは企業の人事の人の1つ手前にいて、直接連絡を取り合う仲です。

つまり、どんな人がいいかどうか、書面街のところも把握しています。

そこに「準備ができる」というのがあるんです。

 

一般的に、販売経験のある人の方が、お客さんとの距離感をとるのが技術者より上手そうなどその辺は百も承知です。なんならそういう人を何百人、何千人と毎日会っているのが人事です。

一人が転職できる回数なんて、せいぜいどんなに頑張っても20回くらいでしょう。

桁が違います。しかも、さまざまなタイプの人と会っています。

 

そうではなく、転職に必要なものを用意してないから「スキルはありそうだけどうちの会社には合わなさそう」という結論が出てしまうわけです。

 

間違いなく販売経験がある人の方が法人営業への転向は有利です。親和性が高い。

あとは「準備をする癖」がつけばまず第一ステップクリアと言っていいと個人的には考えています。

私も転職を複数回繰り返していますが、この準備だけは怠ったことはないです。

相手が何を欲しくて、どんなところを深掘りしたいかを事前に仮説を立てて、面接という会場で検証する。

 

こう考えると、営業とやっていることはあまり変わりません。だからこそ面接という「発表会」にきちんと準備をしましょうねという話が1つ目でした。

 

 

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