心理学とは、人の心の働きを科学的に研究している学問です。
私たちの思考や感情、行動原理に深く関わってくる学問で、仕事においては作業効率の向上や、より良い人間関係・職場の環境づくりに役に立っています。
ここでは、仕事・業務において心理学用語を活用した3つのテクニック・スキルをご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
ミラーリング
ミラーリングとは、鏡合わせのリアクション・反応をする事で相手が「同じ話で共感してもらえている」と感じてもらえるスキルになります。
「今日は晴れてますね〜」と言われたら「今日は晴れてていい天気ですね〜」と同じ内容・ワードを使ってリアクションすることで相手から好印象を持たれます。
「そんな事でいいの?」と思われますが、コミュニケーションではこのミラーリングがとても重要です。
例えば、あなたが靴屋さんで買い物をするとき、店員さんに「白い靴がいいんですよね」と相談した時に「あ〜白い靴いいですよね〜私もよくプライベートでも履いてるんですよ〜」
と同じ内容+〇〇を言われたら、好印象な店員さんに見えると思います。
このスキルは、とても身近に使われていて、意識して利用することでコミュニケーションにおいて強い武器になる事でしょう。
アクティブリスニング
アクティブリスニングとは、相手の話を遮らず、共感しながら傾聴し、理解しようとする姿勢をさす心理学用語です。
「話を遮らない」のが重要で、話し相手の聞き役に徹することで好感を得ることができます。
人は誰しも、自分のことを話したい、もっと知ってもらいたいと思って話しています。
そこで、相手の話は最後まで聞いて、理解した上で自分が少し話せると円滑なコミュニケーションが可能になるでしょう。
上記でもお話した「ミラーリング」も重ねることで、初対面の相手や仕事の営業先でも、良い関係を構築することが可能になります。
ハロー効果
ハロー効果とは、ある人や物事の一つの特徴が、その人や物事の全体に対する評価に多大な影響を与えてしまう心理的現象です。
例えば、キチっと正装されたサラリーマンが能力が高く評価やすかったり、逆に、無精な格好をした人は私生活もだらしなさそうと思われたりする、この外見からみた最初の印象が仕事・私生活・対人関係などその人全体の評価につながってしまいます。
「最初に視覚で感じとった情報でほとんど決まる」というのは、あながち間違っていないということですね。
なので、仕事で新規営業をかけたり大事な商談がある時は少しでも外見を整えて置くことが、より良い結果につながるでしょう。
まとめ
以上で、仕事で活用できる3つの心理学用語を紹介しました。
3つの心理学を使ったテクニックにおいて重要なことは「相手からどう見られているのか」を意識し続けることです。
ミラーリングやアクティブリスニングと言った実践でしか使えないスキルは、最初は慣れないかもしれませんが、意識して継続していくことで相手のリアクションを見て「このやり方が良かったな」と反響を得られてコツを掴めるようになります。
また、ハロー効果を知った上で身だしなみを整えることで1ヶ月後、半年後、1年後と時間が経つほど、見違えるほど自身の成長を感じることができるでしょう。