売り上げを伸ばすアイデアはそこらじゅうに転がっている
店舗の売上を伸ばすためにはインターネットやビジネス書にも無数に転がっています。
しかし、多くの店舗経営者が読書からノウハウを抽出することができず、ただの読み物で終わってしまう、というケースがあるように感じています。
先日ご紹介いただいた店舗経営者も「本は好きなのでよく読むのですが・・・」とお話されていました。そう、実はここに読書・インターネットの情報の落とし穴があるのです。
それは・・・読んで満足してしまう、ということ。
読書をする→要点をまとめる→自店舗に置き換える→店舗で実行する
このプロセスの中でも最も難易度が高いのが「自店舗に置き換える」です。
自店舗に置き換えるプロセスになった瞬間に脳は拒絶を起こし、アイデアとしてアウトプットすることができずにただのインプットで終わってしまうのです。
脳は考えることを極端に嫌います。
だから、ネットサーフィンやショート動画を見始めたら止まらないのです。それを脳は快感と捉えるからです。
この脳がストレスを感じる状況をどう乗り越え自店舗のアイデアとしてアウトプットし、実行に移して結果を出すにはどうしたらいのか?
店舗売上アップ方法のアウトプットは「どうしたら」の問い
店舗経営者の多くは誰からも指摘をされることがないため、緊急度が高い事象になり「どうしよう」と考えることが癖になっている人が多いです。
これだと直前まで気づかず馬力でなんとかする思考から抜け出せません。
(いわゆる宿題を最終日に仕上げる、みたいな・笑)
「どうしよう」で馬力解決するのではなく、普段から「どうしたら」の問いの数を意図的に増やすことから始めることを推奨しています。
例えば売上が落ちてきて「どうしよう」と考えるのが癖になっているのだとしたら
「どうしたら売上が上がるのか?」を毎日決まった時間に考える、これだけです。
ポイントは毎日続けることです。これができると控えめに言って最強です。
先に紹介した店舗経営者にも同じアドバイスをしました。
そうすると本を読む際のインプットの質がたかまります。
普段から「どうしたら売上が上がるのか?」を今まで以上に毎日考えるため本を読む際にも自然と
「どう自店舗・自社の売上に繋げられるか?今すぐ取り組めるか?」
と言った問いが自然に発生し、解を生み出すことができる、ということです。
脳は鍛えないとすぐに怠けてしまうため、こう言った問いの習慣がとても大切です。
「そりゃどの経営者だってどうしたら売上上がるのか?って考えてるだろ」と思う方もいるかもしれませんが、毎日決まった時間に30分なり1時間なりを欠かさず考え続けている人はすくないです。
習慣化することであらゆるインプットの質が高まります。
店舗の売上を上げるには新しい行動しかない
店舗の売上を今まで以上上げるためには新しい行動を取り入れるしかありません。
これまでと同じ行動をしていて売上が上がるとしたらそれは競合店が潰れたとか、一時的な特需が理由でしょう。
実力ではなく、運です。(まぁ運も実力のうちと言いますが・・・、再現性はないですね)
私はクライアントに常に新しい行動を取り入れましょうと伝えています。
そうすることで今までとは違った成果(良くも悪くも)が出ます。
チャレンジすることで失敗することもありますが、成功することも多いです。
一番よくないのは変化を恐れて(面倒くさくて)何も変わらないということです。
やることが同じ、というのは先に紹介した通り脳が最も快適な状態です。
いわゆる流れ作業は飽きますが、脳は快適です。なぜなら考えなくて良いからです。
もっと業績を伸ばしたい!
もっと地域シェアを伸ばしたい!
と思ったら新しいチャレンジを率先して行う、これにつきます。
そして、PDCAを高速で回して失敗も成功に転換していきましょう。