店舗運営の研修がこれからますます欠かせない理由
店舗ビジネスに欠かせない接客販売研修について今日は書こうと思います。
売り方や見せ方、商品の提供の仕方は長年変わっていません。
なぜなら、長年変わらなくても儲かっていたからです。
しかし、コロナ禍となり店舗にお客様が来店しなくなりオンラインショッピングで「欲しいものを買う」という購買行動を済ませて人混みを避けるようになりました。
2021年12月時点で緊急事態宣言は解除されたものの新たにオミクロン株も登場し水際対策真っ只中。
また新たなウィルスの登場で緊急事態宣言をはじめ、店舗集客に大きく影響が出る可能性は否定できません。
この状況下の中でも生き残る強い店舗を作るためにはどうしたらいいのか?と私宛に相談の依頼が来ます。
ここで私がいつも答えているのは、ファンを増やしましょう、です。
来店する顧客と店舗・店舗スタッフ・ブランドが強く結びついていることで厳しい状況下でも顧客は商品を購入してくれますし、サービスを利用してくれます。
それこそ当社の年商50億前後のクライアント2社はコロナ禍においても過去最高売上・利益を叩き出しています。
売上利益を出せる秘訣は、「強い」からです。
地域で愛されているし、顧客にとってはなくてはならないインフラの一つになっています。
全く外出しないで購買行動をしない、ということにはならないですが優先順位が低い店、必要のない店から順番に切られていきます。
常に顧客にとってなくてはならない店を作ることで売上利益はまだまだ伸びます。
店舗運営に欠かせない研修の中で一番は店長研修
なぜ店長研修が最も重要なのか?
それは、トップが変わらなければ現場が変わらないからです。
トップが変わらずに店舗スタッフだけを変えようと持ってこれまでも幾度となく研修トレーニングをしてきましたが本当にうまくいかなかったです。
なぜなら潰されてしまうからです。
「なんでそんなに頑張ってるの?」
「どうせがんばっても売上上がらないよ?」
「頑張ったところで給料も変わらないのになんで?」
とせっかくマインドも変わりこれから店舗で頑張って接客・販売をしようと思っているスタッフの心を折ってしまうのです。
店舗スタッフ研修の1ヶ月間の取り組みフィードバックで何名もの方が上記のようなことを店長に言われて悲しかったと涙ながらに語る姿を見てから「店長研修をしてからじゃないと接客販売研修はもうやらない」と決めたのです。
今、接客販売研修を自社に導入して店舗スタッフを活性化させたい!と思っている研修担当者の方は今一度再考していただきたいです。
店長研修をやってからでないと・・・効果を最大化させることはできないです。
商業施設の研修で多い研修依頼の内容は?
商業施設での研修も年々増えています。2020年・2021年はコロナにより研修が少なかったのですが、2022年の年間研修の依頼も増えてきました。
今求められている商業施設での研修は今日の記事にもある通り「ファンづくり」です。
話を聞けば聞くほど「そりゃそうだよな」と思うことばかりなのですが、来館客が減っている中で1店舗のファンが来館すればついでにいろんな店でも購入し商業施設のファンが増えるのではないか?という仮説です。
私は正しいと思いますしぜひともチャレンジしてほしいなと思うのですが一つだけ懸念点があります。
それは、全店舗が同じ方向(ファンづくり)に向かないと、1店舗のファンが来館したにも関わらずついでに寄った店でのサービスレベルが低いともう商業施設に行くのが嫌になってしまう・・・ことが考えられます。
ですから全店舗が来館するお客様を幸せにしていく姿勢とスキルが求められるのです。
ぜひ店長研修からはじめて店舗スタッフの研修へと進めていきましょう。
そうすればコロナ禍においても確実に顧客を増やせるようになりますから。