店長向け研修がなぜオンラインショッピングに勝つ方法になるのか?
店長研修を実施していてつくづく思うことがあります。
それは、店舗ならではの特色が生まれて「独自の価値」がうまれるということです。
独自の価値が生まれることで顧客がファンになり来店頻度アップ・客単価アップに繋がり目標予算を達成しています。
店長研修をせずにビジネスモデルだけで勝つということももちろんできると思いますが、既存の店舗ビジネスが苦戦しているのだとしたら店長研修が打開策になることは間違いありません。
しかし、これまでのコラムでも紹介していますが、店長研修を実施しても結果が出ない可能性もあります。
それは、会社全体が店長をはじめスタッフへの労働負担があまりにも大きい会社です。
私が担当する企業は労務条件も適切で賞与をはじめとした労務環境が整っているところしかありません。
そして、少なからず「どうしたら売上が上がるのか」という問いを持っている店長がいる企業です。
もし、労務環境・店長の姿勢が全く整っていないのだとしたら店長研修よりもっとやるべきことがある、というのを先に伝えておきます。
最低条件が整っている上で話を進めます。
今、店舗で商品を購入するという流れが生活必需品・用品以外は厳しい状況が続いています。
昨年末は反動の消費が多少ありましたが、当然ながら長続きはしません、一時の特需ですから。
またいつも通りの生活が戻った時にオンラインショッピングでの購入の便利さに気づいてしまった以上は店舗で購入するという商習慣は退化していくのではないかと個人的には思っています。
店舗ビジネス経営者は沈没しかかっている船を見過ごすことしかできないのか?と聞かれるともちろんNOです。
必要なのは、オンラインやライバル店では得られない付加価値、です。これで勝負します。
店長研修ではこの付加価値を追求したアイデアづくり、店舗マネジメント力を開発することに力を入れています。
店長研修を通して独自の価値を提供することでオンラインに負けない店になる
店長研修を実施することで得られる価値は計り知れません。
これからの店舗ビジネスは仕組み(ビジネスモデル)や商品だけで勝つのは難しいです。
なぜなら、同等商品をネットで安く購入することができるからです。
最近私はキャンプにハマっているのですが、それこそいろんなブランドがあります。
これらのブランドの中には、大手ブランドの高価格商品を低価格で提供するような似たデザインもあります。
そうなると、店頭でいいなぁと思ってもオンラインで調べたら似たデザインでレビューも良い商品があればこっちでいいかなという思考になりがちです。
つまり、顧客の思考だけで店内を回遊すると店舗はショールーム化せざるを得なくなります。怖いですね・・・
近い将来ありとあらゆるものがネットで購入できるようになることを予想しています。だからこそ、店舗でしか提供できない価値は何なのか?を追求していく必要があるのです。
あなたの会社は、ネットに対抗する準備はできていますか?