即決よりも大事なことの1つ目として挙げた「誰から買うか?」でした。
2つ目は「スピード感が合ってるか?」です。
これは私が平日にやっている法人営業の話ですが、私と少し年齢が上の営業マンであるAさんとでこんなやりとりがありました。
私「この前のお客さんとのやりとり、メールで回答済なら共有してもらえますか?」
Aさん「はい、電話とメールで対応中です」
これ↑、メールでのやり取りなんですよ。
しかも回答もらったの3日後なんですよ。しかも2回催促して。
ちなみに、Slack、Chatwork、Teamsのようなモノでもつながっています。
私はどんな製品、商品、サービスであれ、このAさんからモノを買う事はないと思います。
フラグにならないように気をつけますが、そんな気持ちになりました。
これ、私が働いていたラーメン屋のキッチンだったらこんな感じです。
A:「やべ、こぼした。おい!キッチンペーパーとって!」
B:「それは料理のいろんな場面で役立ちます。あなたから遠い位置にありますね」
みたいな。
Aさんからすると、
「は?取れんの_取れねーの?知っとんねん、手が離せないんじゃ、だから聞いとんじゃ、おい!」
ってなっちゃいます。
ちなみに、私もラーメン屋入りたての時は↑こんな↑やりとりをして、オーナーの心象を悪くし、
お湯をぶっかけられて、いろんな意味で火傷しましたねw
この会話の何が一番噛み合ってないかというと、「スピード感」と「粒度」です。
これを携帯販売に当て込むと
・メッッチャ急いでいるお客さんを3時間拘束して無理やり契約させると後でクレームになる
・携帯に詳しくない人に、サービスの細かい詳細を意気揚々とPRしてしまう
という感じです。
原因はシンプルに「相手を見ていないで話す接客」が問題なのですが、副業販売員では露骨に目の前で嫌な態度を取られたりするので、法人営業よりもそこを感じ取りやすいんですよね。
これから営業を頑張っていきたい若い世代の方などには本当にオススメです。
法人営業をやっていると、長いものだと予算会議を挙げて、製品選定し、設置するという流れで
納入にトータル2年かかったりすることもあります。
そういった世界に長くいてしまうと、スピード感や話の粒度が多少会わなくても2年の中で収束し
問題が見えなくなってしまうことも少なくないんですね。
なので、もう引退間近の営業マンに催事場に立って、携帯やウォーターサーバー、はたまた光回線を
売ってくれとは思いません。もう営業スキルを広さや深さを追究なんてしてないでしょうから。
ただ、若い人にはぜひトライしてみてほしいですね。
これから先、会社がどこまであなたの人生をサポートしていけるかはわかりませんが、
それ以上に個人でもある程度稼ぐことができるという人の方が、結局のところ
「会社でもどこか余裕のある立ち振る舞いができて、結局カッコイイ」なんてことになります。
スピード感と話の粒度を気にすることができれば、日常会話や転職時の面接などでも役に立つので
ぜひ気にしてみてほしいですね。
コツは「ここまでのところでご不明点ございませんか?」と言った時の相手の反応です。
「間があってからのハイ」だった場合は、どちらかが合ってないです。