クロージング不要のセールスデザインで大切にしている事③
「これください」
セールスする際に顧客のその一言まで「クロージングトーク無し」で繋ぐのが私たちのメインコンテンツ「クロージング不要のセールスデザイン」です。
セールスはしばしば「顧客に買わせる」と言う利己的な行為になりがちで「売る側の都合が優先される」場合が多くあります。
それって構造的に「人を傷つけて金を取る」とも言えますし、単純にそれって売り手も買い手も「凄く嫌な気持ちになりませんか?」という事です。
私たちはそんな「誰も幸せになっていないセールス手法」を明確に否定します。
「クロージング不要のセールスデザイン」は「双方向で幸せになる」そういう原理原則に基づいた手法です。
売れない原因は自分にあるか他人にあるか。
「クロージング不要のセールスデザイン」で絶対にやらない事があります。それは売れなかった理由を「買い手側のせいにする事」です。
【買わなかった客が悪い】
同じ様に「売り上げが上がらない」のは
- 天気が悪かったからだ
- 客層が悪かったからだ
- 場所が悪かったからだ
コレらも同様です。つまり「外的要因にのみ」原因を求める事です。
とはいえこれら全く無関係というわけではないので「のみ」としています。
なぜこんな事を言うかといえば「ただの言い訳になって何も改善しない」という現象が起きやすいからです。そこまでならないにしても「やれる事はやったよね」というバイアスが働き、心のどこかで「自分達を納得させてしまう危険性」があるからです。
自責と他責。
なぜその様にするかと言うと「買い手側のせいにしても意味がない」からです。意味がないとは「売り上げが立たない」という事です。「買い手側に文句を言うだけで買ってくれる」のなら話は別ですが。
つまりここで示しているのは「自責と他責」の事です。
「他責」は言い換えれば「外的要因に期待」している事の裏返しです。
そもそも機械の様に「人はコントロール可能」でしょうか?
「他人が悪い」というのは「他人はこうあるべきだ」と思っているという事です。人の集まりである「社会が悪い」というのは「社会はこうあるべきだ」と思っているという事ですよね。これら本当にコントロール可能でしょうか?そもそも本人の意思とは無関係で進んでいる筈です。だから「他責癖」があると人は苦しくなります。そもそもコントロールできないものをコントロールできると思っているからです。「親、先生、先輩、上司に言われた事を完璧に行い生きています」という人が果たしているでしょうか?
すると他責は「自分は変わりたくないからお前が変われ」といういささか乱暴な事と解るはずです。
もちろん「人はこうあるべき」「社会はこうあるべき」と思うこと自体を否定しているわけではありません(そんな事わかっているよ!という読者が大半と思いますが念の為)。むしろ社会を動かす絶対的に必要な原動力になっていると思います。
ここで言っている事はそういう事ではなく「変えることが出来るのは基本的に自分だけ」という事です。
そして「自分が変わるからこそ周りが変わっていく」という事です。
行動と結果。
話が飛躍した様に感じるかもしれませんが本質は全く同じです。
「買い手側のせい」ではなく「売り手側のせい」で考えないと「売れない」が「売れる」に変わりません。
- お声がけのタイミングがダメだったかな?→次は商品を2回見て更に手に取った時にお声がけしてみよう
- 商品の陳列が悪かったかな?→来週は近くで子供に人気映画が放映されるからそれに合わせて陳列を変えてみよう
- 接客に使う言葉が悪かったかな?→これからは年齢に合わせて使う言葉を変えてみよう
「行動」が変われば「結果」が変わる。
コレって全く当たり前のことで特別でもなんでもない事ですよね。
けど、やはり「自分のせい」ではなく「人のせい」にする方が簡単なのでそうしちゃいがちです。
前回の記事と「同じ結論」ですがここでも「面倒な事をやる」から「差別化や独自化」が進み「結果」に繋がっていきます。
では今回はここまで✋