⓯失敗の再現性「競合はどこか?」

問題が尽きない店舗で共通している事。

共通して言える事は【競合と戦う】をしてしまっている事。

●近所に同じ業種の店ができた!危機だ!

●近所に同じ業種の店ができた!シェアが削られる!

完全にコレ。

日本人は既得権益を守ったり、貯金を溜め込んだり「囲い込んで離したくない」と言う意識が全面的な国民性がある。その流れと地続きにあるのがコレ。村社会の根本はこれだと思う。

これの何がいけないかと言うと「外ばかり気にして内を気にしない事」という行動が起こること。

例えば、人の足を引っ張る事ばかり考えて悪質な場合はその店に嫌がらせをしたりネットで悪い噂を流す行為が行われる。

囲い込んでいると「内(自分達)を気にしていない」ので「ここで現状維持」が始まる。全ては世の流れの中にあるので「現状維持は衰退」を意味する。

なぜならば「周りはどんどん先に行くのに自分達は取り残されている事に気がついていないから」

つまり現状維持は「自然淘汰の流れに自ら乗った」に等しい。

 

 

運が良い!

「競合店が増えてラッキー!」

例えばラーメン店を営んでいたとして地元唯一の人気店だったとする。元々周囲半径10km県内に20店舗だったのが近年200店舗の10倍になったとする。これを勝機と捉えられるかどうか。

  1. マーケットが広がる。
  2. 全体のレベルが上がる。

先ずはこの2点は想定できる。

ここで一旦考えてみて欲しい

周りに何もない観光地の飲食店で嫌な思いをした事はないだろうか?

「高いし、不味いし、店員は無愛想」そんな経験は。これは努力しなくても顧客が来るからで独占市場だからできること。つまりこの店以外「それ以外に選択肢がない」そういう環境があって成り立っている。

これは良い悪いというより人間は基本的に楽をする生き物だからある意味で自然な事でもある。

 

 

「脅威」か「勝機」か。

  1. マーケットが広がる。
  2. 全体のレベルが上がる。

まずラーメン店が増える事で「ラーメン店のマーケットが広がる」

出店が大資本であればマーケティングを入念にやっているのでラーメン店出店場所としてのポテンシャルが高い事を間接的に証明している。

マーケットが広がるという事は「人が集まる」という事だから20店舗が200店舗になった事でラーメンを食べる人の総量が増える。

とはいえ10倍に店舗が増えたからいきなり集客が10倍になる訳ではないのでここで「競争の原理」が発揮される。差別化独自化が行われる。

値上げや値下げ、広告や宣伝、味のリニューアル、商品数を増やしたり減らしたり、屋号の変更や店舗改装etc…

各店がシノギを削りマーケットとして全体がレベルアップ。地域の魅力が増加して従来より多くの範囲から集客が可能になる。県内だけだった顧客が県外からも来るようになる。

そうして見込み客が増えた時に「他店より魅力ある商品(店舗)」であればその分だけ集客に繋がる。

つまり競合店出店は、自信がない店舗にとっては「脅威」であり、自信がある店舗にとっては「勝機」になる。

 

 

以上

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