問題が尽きない店舗で共通している事。
共通して言える事は例外なく【感謝していない】に尽きる。
●「いらっしゃいませ」は言うけど何も買わなかったら「ありがとうございます」は言わない。
●お客が来るのが当たり前と思っている。
完全にコレ。
当たり前の様に与えられる事に対して本当に当たり前だと思っていると「感謝」出来ない。
感謝しないと感謝されない。
ダメになるお店は「感謝」を忘れている。
「いらっしゃいませ」より「ありがとうございます」
「終わり良ければ全て良し」
元気よく「いらっしゃいませ!」と言われたのに何も買わなかった時、店員があからさま不機嫌な表情になったり棒読みのありがとうございますを言われて「やな感じの店だなぁ」と思った体験は大体誰でもあると思う。逆に明るく「ありがとうございます!」と言われるとなんだか良い印象を持って店を後にすることになる。
- 「悪い印象」を持たれた店舗は「次回に選んでもらえる可能性が下がる」
- 「良い印象」を持たれた店舗は「次回に選んでもらえる可能性が上がる」
ここで次回の来店や口コミによる拡散がオンラインでもオフラインでも起こり広がる。
日本人は「良い印象」よりも「悪い印象」の方をよく覚えている。
店舗は「立地」が一番大切と言われる所以はここにあって「人が集まる場所」だったら接客が悪くてもある程度は立ち回れる。特にチェーン展開すると店ごとや個々のスキルよりも立地で売上をコントロールするのが一番合理的だったりする。
けど行き過ぎると当然潰れる。
首都圏にある人口50万人の都市、駅前徒歩30秒の店は顧客がいなくなり潰れたのを見たことがある。
コレは偶然では無い。立地が最高でも顧客を馬鹿にしているとこうなる。
「感謝」
感謝できない人は要するに歳を取った子供。
子供は「与えてもらって当然」というもの。野生動物に比べ自分で生きていける様になるまで時間がかかるし、大人の助けが絶対的に必要な存在。そうしないと生きられないから。
今度は大人になると逆に「与える立場」になる。日本は豊かになった反面それに気が付きにくい構造がある。よっぽどの事がない限り生きる事はできる様になっているから。そのシステムがあるから勘違いも起きる。それが「与えてもらって当たり前」という思考。
じゃあそれは「誰が与えてくれるの?」と聞いたらどう答えるのか。
給与は会社がくれるから会社から貰うと答えたら0点の回答。国から貰うも0点の回答。会社も国も概念上の存在だから。
幸せも生活も豊かさもお金もどこかの誰か「人」がくれるもの。
今手にあるスマホも途方もない人と歴史の積み上げが結晶になったもの。
つまり「すべては人が与えてくれるもの」
だから感謝する。
追伸:
夕飯が出てくるのが当たり前だと思って感謝を言葉にしない男は晩年に離婚を切り出させれるから言葉で伝えていない人がもしもいたらすぐに行動を改めること。不幸せになりたくないのなら。
以上