24失敗の再現性「掃除・整理・整頓」

問題が尽きない店舗で共通している事。

共通して言える事は【掃除・整理整頓】が【手段ではなく目的になってしまう事】

●今日は監査が入るから掃除して!

●今日は店長がいるから掃除サボれないぞ!

完全にコレ。

本来、掃除や整理整頓は【キレイを保つ】が目的であり手段ではない。

当然、キレイを保つ理由は【顧客が気持ち良く使える為】それに加えて【従業員の就労環境の衛生】という点が“表向き”にはある。

これはビジネスが「合理性」「コスパ」を軸に持つ為に、清掃にもその理屈を持ってきてしまった悪しき習慣だと思っている。

 

 

仏作って魂入れず状態。

『目に見えるモノだけが全てと勘違いしている』

誰もそんな所は見てないよ「そう言う所にこそ大切なことが在る」という事。

人間には「意識」と「無意識」の領域がある。

目に見えるモノが全てでしょ、と思っている人は無意識の領域が「存在しない」そう思っている。

意識しかないと思っている人は歩く時に次は右足、次は左足、次は…と考えているのか?と言えばそんなことはないのが分かると思う。

小学校の頃「掃除は心をキレイにするため」と教えてもらった事が当時は意味不明だったが、大人になるとそれが真理だったと気づく。

 

 

「大事」にすること。

「ポスターを格納しているクリアホルダーを指で触ってみる。すると埃で指が黒くなる。」

もしも店舗にポスターホルダーがあったらやってみて欲しい。透明だから気が付きにくい埃がベットリと指に着くと思う。

だけど雑巾で磨き上げると「輝きと透明度が増してキレイに見える」様になる。

それだけで顧客の目に入りやすくなる。ポスターの役割は「見てもらう」事だからやらない理由もない。

逆に汚い場合も目に入る様になる。当然悪い印象が残る事になる。

 

「掃除機を隅から隅までかける」

目に見えにくい埃が室内から少なくなり空気がキレイになる。無意識にリラックスできる様になる。アレルギーがある人なら不快だった空間から解消される。

従業員も顧客も気持ち良く店舗を使える様になる。

目に見えない埃は歩く度に空気中を舞っていて人を無意識に不快にさせている。(地方から東京に来た人は良く分かると思う)

 

自分を支えている物を大事にする。

日々掃除してモノを大切に扱うようになると、小さな事にも気がつける様になる、その気づきは人に使える様になる、顧客のニーズを掴みやすくなったり、同僚のちょっとした変化に気がつける様になったり、家族友人にも同様の事が言える様になる。

給与は顧客が与えてくれるものだし、仕事は同僚との協力があってこそだし、快適な生活は家族がいてこそ。そういう事に感謝できる様になる。

時代錯誤みたいに言われる「清掃・整理整頓」は人と人が人間らしくある為の土台。

先ずは日々履いている靴でもキレイに磨いてみると良い。

輝く靴を履いて背筋がピンと伸びると思う。そういう一日の始まりが良い一日を造る。

 

 

以上

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