【新入社員向け】スグに役立つ仕事のマインドセット②
問題や解決したい課題がある場合に会議や日々の話し合いの中で「思いを伝えます」「意識して行動します」「気をつけます」
この様な会話になりその場は当たり前の様に納得して終了……そういう場面があると思います。
その場合は注意が必要です。
なぜならば「改善されず問題(課題)が根本解決しない」という現象が起きがちだからです。
なぜなのか?
今回の記事はそれに関して説明していきます✋
耳障りの良い言葉に騙されてはいけない。
日本語の特性なのか、話し手が色々と言葉を並べて、聞く側として納得感も得られるが「実は何も言っていない」という現象があります。
ポイントは「情緒に訴えかける言葉」を「目的」に対し使っている場合です。
- 美しい○○にしよう
- 愛情を持って○○します
- ○○の為に努力します
これらは決して間違っておらず加えて人情味を感じる温かいワードである為に批判も出にくい。よって悪用する人たちがいるくらい強力です。
しかし冷静に考えれば「具体的に何が変わるのか?」が丸々抜けています。
「美しさ」も「愛情」も「努力」も極めて抽象的で人により差が大きいものです。
人によって基準が違う事を理解する。
いやいやそんな事ないよ!共通しているよ!と反論があるかもしれませんが、ピーマンが好きな人も嫌いな人もいますよね?J –POPが好きな人も嫌いな人もいます。ピカソを素晴らしいと感動する人もいれば全く理解できないという人もいます。
つまり「人によって基準が違うモノを目的にすると必ず齟齬が起きる」という事です。
話を最初に戻しましょう。
- 意識します
- 思いを持っていきます
- 気をつけます
コレらになぜ注意が必要なのか?その理由はもう解ったと思います。
そして例に出したものは「感情」ベースのモノです。
そもそも「頭の中で思ったことがそのまま相手に伝わる」というのは超能力者でないとムリです。
ドラマでダメな男が「おれは愛情を持って接していたのに…」というアレです。
相手に伝わっていないのですからそれは「無い」のと同じことです。
「思う」「意識する」の更に先「行動」で完結させる。
じゃあ「どうしたらいいか?」実はコレも極めてシンプルです。
「行動で完結させる」
コレだけです。
『美しい店内にしよう→美しいとはどういう状態の事か?→床が常に綺麗な状態の事→綺麗な状態とはどの程度の状態か?→赤ちゃんが這いずり回っても気にならない程度→それを実現する為に何をするか?→朝に掃除機をココからココまで時間を○分かけて掃除しよう→営業中は○時に○回ゴミがないか○人で確認しよう→営業終了後は営業中できないココをモップで週に○回掃除しよう』
ポイントは「数字」に起こす事です。数字が極めて具体的というのは小学校の算数で習うので誰しも理解できると思います。
数字は人によって理解が違うという事がありません。1足す1は2以外にありません。
つまり
「人に理解してもらいたいなら共通の単位を使う」という事です。これも算数ですね。
では今回の記事はここまで✋